SBI証券の不正引き出し犯罪の手口

ネット証券最大手のSBI証券の顧客6人の口座から約9864万円が不正に引き出された問題であるが、最近のネット犯罪に比較して、その金額の大きさが最大の特色といえる。今回の手口は、次のような経緯を辿ったと見られる。

1.IDとパスワードを入手する。
 使い回しIDとパスワードが使用される事が多い。複数のサイトでこれ等を全く同一にしている場合が危険。更には、これ等を売り買いする闇サイトが存在するらしい。
2.SBI証券にログインする。
 この段階で確認できるのは、本名と残高である。
3.ゆうちょ銀行にその本人の名で口座を開設する。
 必要書類を送付し、ネットで完結させる。
4.SBI証券にログインし、口座変更手続きを実施する。
5.SBI証券にある他人の口座残高を架空ゆうちょ銀行へ引き出す。

同社は他の大手証券と異なり、口座にログインするIDを顧客が自由に決められるようにしていたため、狙われた可能性が高いと言う。ドコモ口座犯罪の場合、引き出し限度額が「1度あたり10万円」「1カ月あたり30万円」の上限があったため、無制限に出金することはできなかった。とこらが、 SBI証券の場合、このタガが外れていた、ことが被害を大きくした。

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